彦一を捜せ

平成26年4月上演
「福祉交流の集い」
やつしろハーモニーホール

作・演出 城隆弘/音楽 庄野俊治

毎年出演しているボランティア事業です。
もうかなり長期間にわたって出演しています。
この作品は24時間テレビイベントでも上演しました。

いつも彦一にだまされてばかりのキツネと河童と天狗どん
今日こそは彦一に仕返しをしようと企んでいます。

子供たちも集めて、彦一を捜します。

でも、なかなか居場所がわかりません。

そうこうしているうちに、彦一の方からやって来ました。
なにやら持っています。

何やら怪しがる三匹。
今日こそはだまされまいとするのですが…

この掛け軸は、「生きとる絵」だといいます。
傘を差した女の人の絵です。
なんと、雨が降ると絵の中で傘を差すのだそうです。

なかなか信用しないキツネたちに、

信用できないのなら、今度雨の日に見においでと言います。

だまされた三匹は、雨の日にいそいそと出てきます。

すると、なんと言うことでしょう。
女の人が絵の中で傘を差しているではありませんか。
実は、彦一がそっと絵を入れ替えていたのでした。

子供たちも不思議がります。

天狗どんたちは、もうこの絵がほしくてほしくてたまりません。
自分たちの宝物を引き替えに、とうとう譲ってもらいます。

ところが、次の雨の日、待てども待てども女の人は絵を差しません。怒った三匹は、彦一に文句を言いにやって来ます。

すると彦一は、あんた達がこの絵の人にご飯を食べさせなかったから死んじゃったんだよと説明します。

真相がわかって、子供たちもびっくり。
三匹はまたしても彦一にやられてしまったのでした。

全員せいぞろい。本日はありがとうございました。

さようなら!!