万葉集の歌枕「水島」を舞台にした作品。
霊のいたずらに水島の地元の子供たちが巻
き込まれる。2時間を超える大作となった。
【主な曲】「恋人達の浜辺」「水島よ永遠に」
水島幻想
平成8年8月上演
作・演出 城隆弘/音楽 庄野俊治
万葉集や枕草子に出てくる「水島」が舞台です。
千数百年も昔、景行天皇が行幸の折の出来事が
現代によみがえります。
水島のすぐ近くに住んでい
る子供たち。いつも元気です。
いつも仲間と遊んでいます。今日
は女子にちょっかいを出しています。
そこへ、町の小学校から水島を見学にやって
来ていた二人の子どもを案内して先生が登場。
話は変わって、「野坂の浦」の場所について
芦北か、敷川内かで世間では論争が持ち上がって
いる。『野坂の浦音頭』を皆で歌い踊ります。
水島の精霊達が現れます。どうにもたよりが
ありませんが、不思議な術で人間を惑わせます。
精霊の世界に紛れ込んでしまった
奈津代と麻呂は恋に落ちてしまう。
子供たちも、この世界に紛れ込む
が、みんなで助け合って乗り切る。
子供たちの純粋な心の中に、この
苦境を跳ね返す力があったのだ。
この作品でもラストソングは『夢・希望・未来』でした。