「妙見祭」を題材にした作品。老漁師「惣助」は三度のメシよりも祭りが好き。特に妙見祭の季節になるとおちおち寝てもいられない。ところが祭りの直前に病に倒れてしまい…この作品からオーケストラピットを使用するようになった。
【主な曲】「ガメの朝」「コンビニの歌」
ガメの朝
平成10年3月上演
作・演出 城隆弘/音楽 庄野俊治
料亭「万潮」は妙見祭の準備で、旦那も仲居さんも大忙し
祭り好きの魚屋惣助さんは今年の妙見祭も待ち遠しくてたまりません
街では血気盛んな若者がぶつかり合っています
そんなとき、惣助さんは仲裁に走ります。惣助さんの言うことはみんなよく聞きます。
ところが惣助さんの息子が魚屋を継がず、コンビニを始めると言い出します。
愚痴を聞いてくれる万潮の旦那さんとバー黒猫に飲みにきました。
ところが、急に体調に異変を起こし惣助はたおれてしまいます。
足が不自由になり、もう祭りには行けないと悲観します
そんなとき、本当の強さとはなにかを考えさせる出来事があります
西王母が惣助の夢枕に立ちます
元気になった惣助は煌びやかな衣装を身にまとい、祭りへと出て行きます
喜びにあふれて、全員合唱「ガメの朝」