リメイク上演。新しく疾風(はやて)族が加わり、よりドラマチックな展開となった。県民文化祭の八代市参加作品としてメイン行事に取り上げられた。
【主な曲】「疾風族登場」「蛇篭音頭」

作・演出 城 隆弘
音楽   庄野俊治

松籟の歌

平成16年10月31日上演 八代市厚生会館

本格的な時代劇を含んだお芝居でした。
カツラが大変でした
二時間を超える大作でした。
1619年春、八代の娘おきみは、麦島城でお小姓として
勤める次郎作に恋をしていました。
二人は人目を忍んで逢うようになります。
発掘現場には多数のボランティアが働いています。
麦島城発掘現場に訪れた小学生たち。
どこでも自分たちの遊び場にしてしまう。
子供達は発掘で出てきたものに夢を感じて歌い踊ります。
何百年も時を隔てた思い出のかけら♪
地面を掘ればだれでも夢に出会えるのさ~
 地球を掘り起こせ
突然地震が起き、くずれた発掘現場から、大変なものが出てくる。石垣の間に残っていた400年前の古文書であった。発掘現場は大騒ぎになる。
発掘現場で見つかった古文書をめぐって、地元では観光化に拍車がかかる。
【400年前の麦島城】
1619年、春麦島城倒壊前夜。
町娘「おきみ」は密かな恋心をしっとりと歌い上げる。
陽気な足軽、いつも酔っぱらっている。
加藤正方は、数え歌にも歌われた。
『むっつり殿様』と陰口をたたかれて、歌にもなった。
人生なんてきっかけ次第
どうにかなるものさ…
でも先の事はどうなるかわからない。だからこそ人生はおもしろいんだ。  人生はきっかけ
発掘推進派と地元住人との間でおもわぬ確執が起きる。
地元民は早く生活道路を通して欲しいのだがなかなかうまくいかない。『対立の歌』
疾風族が被災地からの略奪を計画している
地震で離ればなれになり、おきみと次郎作はおたがいに相手が死んだものと思いこんでしまう。
おきみと小夏は、子供達と運命の出会いをする。
生きるエネルギーにあふれた蛇篭港の市場での踊り
次郎作は次第に松江城創建の事業にのめり込んでいく。
松江城再建の為の『石引き歌』
疾風族登場。
無法な疾風族に敢然と対峙するおきみ。
疾風族(阿修羅)の手にかかり小夏は刺されてしまう。
小夏は息絶える。おきみは疾風族に連れ去られる
微妙に揺れる如月の心
やっと巡り会ったおきみと次郎作とのデュエット。
現代と過去がオーバーラップする中、みんなで『松籟がくれた勇気』を歌う。

フィナーレ