「彦一ばなし」を素材にした作品。取り壊しになる祖父の家から見つかった古文書の日記がどうやら彦一が書いた日記らしいということになり大騒ぎ。そこに未来人がやって来て、事は一段と複雑になっていく…
【主な曲】「彦一みんなの人気者」「彦一日記」

彦一日記

作  /演出 城 隆弘
音楽/指揮 吉岡菜月
音楽/演奏 庄野俊治
(演奏は、八代ストリングス、八代吹奏楽愛好会などの合同チーム)

 
 -第1幕-
 
-瓦版売りの口上-
この物語の道案内人「かわら版売り」の
口上によってこの物語は幕を開けます。
 
 -ひこいちとんちばなしの場面-
昔から八代に伝わる「彦一とんちばなし」
きつねは代表的な登場人物(?)
 
 -彦一と「化けむすめ」のとんちくらべ-
わさびの入ったぼた餅を食べさせられたのはいったいどちら?
 
 -天狗とかくれみの-
龍峰山の天狗は隠れ蓑で世間を騒がせていた。
彦一は、持ち前のとんちで、その
隠れ蓑を取り上げようと企んだ
 

 -彦一みんなの人気者-
「ひこいちばなし」の登場人物全員で歌って踊ります。
 
-タイムパラドックス-
この作品のイメージソングを、ダンサーが歌って踊ります。
 
 -有馬老人と妻よねこの登場-
八代の郷土史研究家、「有馬次郎」氏はある物の大発見に大喜び。
さて、何に大喜びしているのでしょうか?
 
 -あるマジ老人のタンゴ-
有馬老人は、『彦一日記』発見のうれしさで踊らずにはいられません。
子どもたちや岩谷先生まで巻き込んで、タンゴを踊ります。
 
 -彦一日記-
謎が謎を呼ぶ彦一日記。
内容は信じられないようなことであった。
 
 -うえむらかずひこ-
一行の前に、「上村かずひこ」なる人物が登場する。自分のことを全く覚えていない。どうやら記憶喪失らしい。
 
 -タイムエージェント-
突然現れた戦隊風3人組。自らを『未来人』だと宣言する。パパイヤ(?)を追いかけてきたというのだが…
 
-時間旅行への旅立ち-
ひょんないきさつから、一行は時間旅行(タイムスリップ)をしてしまう。はてさて、どの時代に行ってしまうのか。
続きは休憩のあと。
 -第2幕-
 
 -かわら版の『とんち屋』-
江戸時代。
八代でかわら版屋を営む『とんち屋』。
今日も仕事に精を出す従業員たちが楽しく歌い踊ります
 
-到着した主人公たち-
ながもちの中から顔を出したのは現代からタイムスリップした主人公たち。ここはいったいどこ?
 
-大騒ぎ-
押し込み強盗と,間違えられた一行は思わず店の主人弥助を縄で縛り上げる。
 
-お糸と上村かずひこ-
お互い自己紹介する中で、ほんのりと親近感を抱く二人であった。
かずひこは、お糸からあなたは「とんち屋の彦一さんよ」と言われて驚く
 
-借金の取り立てにきた湊屋-
ごうつくばりで阿漕(あこぎ)な金貸し湊屋が押しかける。
金の代わりにお糸に言い寄るが…かずひこの機転で占いかわら版を作ることになる。
 
-とんち屋・大繁盛-
かずひこの発案の占いかわら版は次第に売れるようになる。そして、借金期限の1ヶ月後になる。
 
-大儲け占いかわら版-
占いかわら版は大当たりして、売れに売れ、借金はとうとう返済してしまう。
 
-龍峰山の天狗-
大成功祝賀会のさ中、おぬいとおはんは今度は龍峰山の天狗のことを取り上げてほしいと願いでる。
龍峰山の天狗は隠れ蓑を着て人に悪さをするという…
あかねは、天狗はもしかしたらステルスマントを着たタイムキーパーではないかと疑う。
 
-龍峰山-
龍峰山についてみると、そこには荒れ果てたお堂があった。
 
-龍峰山-
龍峰山についてみると、そこには荒れ果てたお堂があった。
 
-タイムマシン起動!-
壊れていたはずのタイムマシンがどういうわけか動き始める。
どうやら、富士山の大噴火との関連があるらしい…
 
-時代を隔てた人々の別れ-
三百年の時代を隔ててふれあった人々との別れの場面。
『三百年ひとっ飛び』の大合唱。
 
-帰還した主人公たち-
気がつくと主人公たちは取り壊されつつある、あかねの祖父の家にいた。
時間風邪にかかってしまった一行はすべてを忘れてしまう。
 
-エンディング-
なんとなく立ち去りがたいあかねはそれがなぜなのかわからない。
しかし、晴れ晴れとした気持ちになっているのも事実であった。夕焼け空を見上げる中、幕が降りる。
 
 -カーテンコール-
登場人物勢揃い。ありがとうございました!
指揮の吉岡先生も舞台に…
 また次回公演をお楽しみに!!…